認定微生物取得までの道のり③ 実技編その2
③薬剤感受性検査
ミューラーヒントン培地が置いてあるので、ノギスあるいは定規で阻止円を測定+耐性機序の推定を行います。
後は筆記でVCMやMEPMのブレイクポイントを書かせる問題。
主要な耐性菌のブレイクポイントは把握する必要があります。
MRSA(VCM)
腸内細菌科細菌(IPM MEPM)
MDRP(AMK IPM CPFX)
ちょっと脱線しますが、キノロンのブレイクポイント変わりましたね・・
耐性機序推定に関しては、確認試験を実施した培地も置いてあります。
大体3問くらいですが、最初の阻止円測定はさっさと済ませたほうがいいと思います。
1菌株で6~薬剤くらいあるので、そこでちんたらしてると時間がなくなります。
後、阻止円測定のお決まり事も忘れずに!(反射光・透過光など)
染色済みの標本が置いてあるので、鏡検して、菌種推定。
試験管に顕微鏡の視野を見せます。
二級と違ってグラムは実施しませんでした。
この領域は、もう一つの側面があります。
顕微鏡をきちんと使えるか?です。
芯出し、光軸あわせ、ピント合わせ、終了後はレンズペーパーできれいきれいしましょう。私が受けたときは、レンズペーパーが、風で遠くに飛んでおり、手を伸ばしてキャッチした思い出が…
顕微鏡をきちんと使えてこそのアウトプットがグラム染色結果につながるわけです。
ライトをつける。
接眼レンズを最低にして、ステージを上げる
ピントを合わせる&光軸合わせ(コンデンサやしぼり)
油浸滴下、レボルバーで倍率チェンジ(対物レンズ直接さわらない)
ピントをあわせ鏡検
試験管に見せる
フルスペルで解答用紙に記入
低倍率に戻して、レンズペーパーできれいにする
ステージを下げ、スライドガラスを外す
ここまでできてようやくOKです。
↑ジョジョの奇妙な冒険 第5部 チョコラータ先生
ちなみに、私の時は、ギムザ染色が出て、、、
マラリアがでました/(^o^)\これは予想外
これは完全に落としました(笑)
マラリアくらいは見といたほうがいいのかもしれません。
ちなみにこのときでたのは、Moraxella catarrhalis とムコイド型Pseudomonas aeruginosaでした。
認定取得に関する記事↓
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