認定微生物検査技師の徒然日々

どこかの認定微生物検査技師+ICMT 。ICTとかAST とか日々のゆるっとしたことをつらつらと。

そして認定取得へ

そんなこんなで、無事に試験が終了するとしばらくは結果が返ってきません。

12月頭くらいに合否通知が届き、年明けには認定証が届きます。

ちなみに、受験したのは2017年です。

 

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成績と講評がのります

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きれいなファイルに入って届きます

昔はICMT(感染制御認定臨床検査技師)は同時申請できなかったみたいなのですが、今は受験時に

(1)認定臨床微生物検査技師の受験申請をすること。
(2)医療関連の感染制御に関する活動実績があること。
(3)所属施設長の推薦があること。
(4)感染制御に関する研修プログラムに参加し、30研修単位以上を取得していること。

 

を提出し、書類審査で通れば、認定&ICMT取得となります。

研修単位ですが、論文や学会発表をこなしていれば余裕で30はたまると思います。

問題は感染制御に関する活動実績です。

ICT会議に出ている、データを提供している、ICTやASTの一員である、、等箇条書きで提出し、判を押してもらいました。

施設長の推薦も、感染制御部からお話ししていただき、病院長印をいただくことができました。この辺りは時間がかかるかもしれないので、早めに準備しておきましょう。

 

現在、認定臨床微生物検査技師やICMTに求められる役割は大きくなっています。

http://www.jscm.org/m-info/227.html

以下、抜粋

 

・多剤耐性菌の増加と蔓延が世界的な問題となっている中で、ICT・AST 業務遂行にあたり、臨床微生物検査技師、特に認定臨床微生物検査技師であるCMTCMおよびICMTの貢献と責任が求められている。
・ICT(院内感染対策)における役割としては、サーベイランスの実施、アウトブレイクへの対応、院内ラウンドへの参加、教育・啓発、地域連携活動におけるリーダーシップの発揮が主要な業務となる。
・AST(抗菌薬適正使用支援)における役割としては、適切なタイミングでの微生物検査結果の報告、適切な検査オーダーの監視とフィードバック、抗菌薬選択に有用な報告の工夫、遺伝子検査や質量分析検査などの迅速検査の活用、教育・啓発活動が主要な業務となる。

 

・医療や社会からの求めに対応し、所属する施設や地域の医療環境にかかわらず、臨床微生物検査室のベストパフォーマンスを引き出す役割を担うのが、CMTCM 及び ICMT という認定臨床微生物検査技師である。CMTCM や ICMT が複数人いるなど比較的環境に恵まれた施設では、さらなる技量の向上を目指し、地域連携の下で他施設の支援を行い、一方人的物的資源が十分ではない施設では、認定臨床微生物検査技師のいる施設の援助を受けながら、より質の高い感染対策・感染症診療の実現を目指して頂きたい。

 

当院は幸いなことに、ICMTが私含め複数います。

私はまだまだペーペーですが、認定を目指す方の一助となれば幸いです!

 

認定取得に関する記事↓

<受験資格取得編> 

gonorr.hatenablog.com

 <筆記試験>

gonorr.hatenablog.com

 <実技>

gonorr.hatenablog.com

gonorr.hatenablog.com

 <試験結果講評など>

 

gonorr.hatenablog.com